メタフィクション、メタリアル

電車に乗っていたら、目の前の人がインターネットマシン922SHを持っていて、その人が割と若い女性であることを意外に思いつつじっと見ていたら今度はバッグからウィルコムのケータイを取り出し、二台持ちかよと驚いているとキャリアはわかりませんでしたが更に三台目が出てきてちょっとあっけにとられました。管理人ですこんばんは。


■小学生時代、学級委員の女の子が『機動戦士ガンダム』から学んだこと
確かに、実際の戦争経験のない世代にとって最も身近な戦争体験とはガンダムなどアニメ含めたフィクションの世界の話なんだと言われたりしますね。
ただ最近は戦争に限らずあらゆる「非日常の出来事」がフィクションの世界で消費し尽くされているんじゃないかという気がします。9.11テロでWTCビルに航空機が突っ込むというあの映像を見て「まるでハリウッド映画のようだ」と思った人は多いと思いますが、テロ行為のデモンストレーションとしてああいう計画を選択した時点でそれはイスラム原理主義を掲げるアルカイダすら「ハリウッド的想像力」の支配下に置かれていることを端的に表しているのだという話を何かで読んで、なるほどと思った覚えがあります。特に日本は映画小説マンガアニメゲームが溢れかえっている“お話大国”です。「事実は小説より奇なり」というものの最早大抵の“奇”な出来事はフィクションで体験しつくされていて、現実はフィクションの追体験になってしまっているんじゃないかと思ったり。
まあ、だからどうだということが言える訳ではないんですけどね。